ファッション×メディア×生活者調査「FABCO」2021

「FABCO」とは?

当社では生活者約1万人を対象とした定量調査「FABCO (Futaba’s Assessment of Brands & Consumer)」を毎年1回、定期的に実施しています。「ブランド×メディア×生活者」をあらゆる角度から調査し、ファッション・ライフスタイル分野の「今」を把握します。

FABCOでわかるデータと活用例

  • ブランド認知率・購入経験率・購入意向率
  • ブランドユーザープロフィール
  • 性年代別接触メディア分析(SNS・デジタル・雑誌)
  • 商業施設利用者分析
  • 生活者のファッション意識
上記のほかにも、お客様のニーズに合わせた分析の上、各種プロモーションへの活用方法含めたご提案が可能です。
詳細はお問い合わせください。

FABCO 2021調査概要

  • 対象者
    首都圏・京阪神
    20-59
    男女
  • サンプル数
    10,112
    女性 6,192人 男性 3,920人
  • ブランド数
    380
    女性 約220 男性 約160
  • *対象者は年間ファッション消費金額が5万円以上の首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、京阪神(大阪・京都・兵庫)在住の男女
    *ブランドに関する設問は男性2グループ、女性3グループに分けて聴取
    *回収サンプル数に性・年代別の人口構成比(総務省統計局_国勢調査)に合わせたウェイトバック集計を実施

    調査時期
    2021年8月4日~8月11日
    調査手法
    インターネット調査
    調査企画
    ㈱双葉通信社
    実査
    ㈱マクロミル

調査結果の背景

新型コロナと緊急事態宣言に塗りつぶされた”がまんの年”

東京都・大阪府では、2021年1月7日~9月30日まで、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言・まん延防止措置が断続的に発出された。 
7月末時点で、何も制限がなかった日は28日間のみ。

娯楽や行楽はしにくく、夜遊びは封じられた

  • 大型商業施設やテーマパークの一時休業・時短営業・フロア閉鎖があった
  • イベント入場者数の制限
  • 酒類を提供する飲食店は、時短営業や営業自粛要請が続き、夜の飲食機会が激減

東京五輪・パラリンピック無観客開催

  • 緊急事態宣言中の異例開催
  • 沿道観戦の自粛要請
  • 開催の賛否が分かれ、“楽しめない空気”

ネガティブなニュース、社会の分断

  • 年初以来、報道は新型コロナや医療・ワクチン問題、政治問題、東京五輪・パラリンピック問題で埋め尽くされ、ネガティブな論調も非常に多かった
  • SNSでの誹謗中傷が社会問題化

SDGsや脱炭素社会が大きな話題に

  • ”サステナブル” が生産・消費のキーワードとなった

FABCO2021 サマリー

コロナ禍の消費はフェーズ2へ移行

  • コロナ禍の“ニューノーマル”で生活環境が激変した昨年に比べ、興味関心事や情報意識のスコアがダウン
  • 感染収束の見通しが立たず、展望のない暮らしへの”飽き”、”停滞モード”が垣間見える
  • テレワークやイエナカ整備の需要は一巡

長期化した”巣ごもり”が購買行動やメディア接触に大きく影響

  • ファッション購買力は男性がほぼ横ばい、女性はダウン
  • ファッションアイテムの購入は実店舗が減少し、通販へのシフトがさらに進んだ
  • 動画・音楽配信やネットメディアや利用率がさらに増加

Instagramの影響力が増し、閲覧するコンテンツ、使う機能、消費行動も変化

ファッション意識は、人の目を意識するより”自分本位”にシフト

認知率の伸び率トップは男女ともJIL SANDER
認知率・購入率意向率とも伸びたブランド:男性/Supreme 女性/LOEWE

  • 商品力、コラボの話題性、Instagramやネットでの露出量が寄与か

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