ファッション×メディア×生活者調査「FABCO」2024

「FABCO」とは?

「ファッション」「メディア」「消費者」にフォーカスした、双葉通信社オリジナルのインターネット調査です。
*ファッション編・ジュエリー編 各年1回実施

FABCOでわかるデータと活用例

  • ブランド認知率・購入経験率・購入意向率
  • ブランドユーザープロフィール
  • 性年代別接触メディア分析(SNS・デジタル・雑誌)
  • 商業施設利用者分析
  • 生活者のファッション意識
上記のほかにも、お客様のニーズに合わせた分析の上、各種プロモーションへの活用方法含めたご提案が可能です。
詳細はお問い合わせください。

FABCO 2024調査概要

  • 対象者
    首都圏・京阪神
    20-59
    男女
  • サンプル数
    9,757
    女性 6,075人 男性 3,682人
  • ブランド数
    380ブランド
    女性 約220 男性 約160
  • <主要雑誌
    130
    男女延べ
  • 主要 SNS/Digital Media
    200media
    男女延べ
  • 主要商業施設
    70施設
    首都圏・京阪神
  • *対象者は年間ファッション消費金額が5万円以上の首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、京阪神(大阪・京都・兵庫)在住の男女
    *ブランドに関する設問は男性2グループ、女性3グループに分けて聴取
    *回収サンプル数に性・年代別の人口構成比(総務省統計局_国勢調査)に合わせたウェイトバック集計を実施

    調査時期
    2024年8月2日~8月5日
    調査手法
    インターネット調査
    調査企画
    ㈱双葉通信社
    実査
    ㈱マクロミル

FABCO 2024 サマリー

22~23年にかけていったん鎮静した「コト志向」が復活。
しかしながら、継続する物価高がファッション消費に影響しています。
情報源としての「SNS」の存在感・影響力が一段と高まっています。

【ファッション消費動向】

男女とも世帯年収・ファッション購入額が増加

  • 物価高騰に連動した賃上げや時給上昇、値上げによる購入単価の上昇を反映

ファッション購入額の増加にも関わらず、買い回りはやや減少

  • 男女とも首位は「インターネット通販」
  • インターネット・リアル店舗を問わず、ほぼすべての購入場所の利用が微減

ブランド認知・購入意向に寄与するのは「コラボ」「香水・雑貨による露出増」「韓国トレンドとのリンク」「ローカルアンバサダー」

  • 認知率・購入意向率とも伸びたブランド:男性「Maison Margiela」、女性「AMI PARIS」「lululemon」
  • 男女とも認知率が伸びたブランド: 「Maison Margiela」「AMI PARIS」「THE ROW」

男女とも価格志向が進む。男性は「人の目」を意識して「おしゃれ迷子」に。女性は「お金のかけどころ」「オシャレの決めどころ」を模索

  • 物価高を背景に、男女とも「いいもの志向」から「価格志向」や「間違いのない買い物」にスライド。
  • 男性は、無難なりに「自分に合う、自分をよく見せるもの」を探したい。女性はオシャレのポイントとして「アイウェア」への注目度が上がり、「ここでしか・今しかない」限定性が背中を押しがち。

【コミュニケーション動向】

ファッション情報源として「SNS」の影響力が増大。「店頭」をしのぐ情報源に

  • ファッション情報源の首位は男女とも「インターネット」だが、情報源の中で「SNS」だけが前年並み、または前年より伸長している。
  • 女性では「SNS」が「店頭」を抜き、情報源の第2位に。
  • 男性は積極的にファッション情報を探さない傾向が強まっている。

男女とも「TikTok」「Tver」の接触率が大幅増

  • 男性はInstagramの接触率も増加し、SNS利用が伸長。一方、サブスクの動画・音楽配信はサービスによって選別。
  • 女性はSNS、サブスク動画・音楽配信サービス全般の接触率が伸長。一人あたりの利用プラットフォームが増えている。

情報に対しては女性の方が積極的。「新しい話題」より「自分の興味」 「比較検討」

  • 男女とも昨年に続き、「世の中で話題になっていることはとりあえず知っておきたいほう」がマイナス。
  • SNS・動画の利用が増えるに従い、漠然と世の中の話題を追うよりも、アルゴリズムに基づいた「自分の興味」や、興味をもった情報・商品の「比較検討」 のウェイトが高まる。

【美容動向(女性年代別)】

年代を問わず、スキンケア・メイクアイテムの購入先トップは「ドラッグストア・薬局」

  • 「百貨店」は年代による差はほぼない。
  • トレンド性の高い商品が揃う「雑貨店・バラエティショップ」「化粧品セレクトショップ」、安価で買い物ができる「ディスカウント店」は年代が若い層(20-30代)が利用。
  • 信頼性の高い「ブランド公式通販サイト」は年代が高い層(40-50代)が利用。

情報源のトップ: 20-30代「SNS」、40代「インターネット」、50代「店頭」

  • 「店頭」は年代が上の層ほど高い。40-50代は「店頭」でリアルなコスメ情報をインプットしつつ、信頼できる「ブランド公式サイト」でも気軽に購入。
  • 20代は「人」も重要な情報源。20代にとって「人」と「店頭」はほぼ同程度の影響力。

美容意識: 20-30代「美容に超ポジティブ」、40-50代「最低限のケアですませたい」。

  • 若い層は「プチプラ・韓国・新しいコスメが大好き」。メイク・ヘア・ネイルのアレンジでイメチェンや気持ちのスイッチを切り替える。
    フレグランスは自分でも使うし、ギフトにも利用する身近なアイテム。ライブ配信や美容のプロのお墨付きが購買に繋がりやすい。
  • 「効果があれば高くても買う」「成分重視」「日焼け防止」「美肌のための食事」といったブランドに依存しない美容意識は年代を問わず浸透。

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